208 Already Reported は、WebDAV のバインディング拡張である RFC 5842 で定義されています。バインディングを使うと同じコレクションに複数の URL からアクセスできるため、Depth: infinity を指定した PROPFIND では、同じメンバーが何度も列挙されてしまいます。そこでサーバーはメンバーを 1 回だけ列挙し、同じコレクションが再び現れた箇所には、multistatus ボディの中で 208 を付けます。
208 が意味を持つのは 207 Multi-Status レスポンスの中だけで、Depth: infinity のリクエストでしか発生しません。こうしたリクエストを最初から拒否したいサーバーは、代わりに 508 Loop Detected を返します。
レスポンス例
HTTP
HTTP/1.1 207 Multi-Status
Date: Fri, 06 Nov 2026 10:15:32 GMT
Content-Type: application/xml; charset=utf-8
Content-Length: 306
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<d:multistatus xmlns:d="DAV:">
<d:response>
<d:href>/coll/</d:href>
<d:status>HTTP/1.1 200 OK</d:status>
</d:response>
<d:response>
<d:href>/coll/alias/</d:href>
<d:status>HTTP/1.1 208 Already Reported</d:status>
</d:response>
</d:multistatus> SEO とリダイレクトチェック
SEO への影響はありません。208 は WebDAV の multistatus レスポンスの中にしか現れず、検索エンジンはそれをクロールしません。
よくある原因と主な用途
- WebDAV のコレクションが 2 つのパスにバインドされており、再帰的な
PROPFINDがそこに 2 回到達した場合。 - コレクションが自身の親へのバインディングを含むといったバインディングのループが、延々と続かずに 1 回だけ列挙される場合。
- RFC 5842 のバインディングを実装したサーバー以外で見かけることは、ほとんどありません。