402 Payment Required は、デジタル決済システムを想定して、HTTP/1.1 で将来の使用のために予約されました。RFC 9110 でも「将来の使用のために予約」とされているだけで、標準化された意味、ヘッダー、決済フローは定められていません。
標準では未使用のままなので、独自の目的で採用しているサービスもあります。決済 API は請求に失敗したとき、SaaS の API はプランのクレジットや利用枠を使い切ったとき、ホスティングサービスは未払いでアカウントが停止されたときに 402 を使います。最近では、AI クローラーによる有料アクセスやマシン間のマイクロペイメントの仕組みでも、アクセスに支払いが必要であることをクライアントに伝えるために 402 が使われはじめています。
特別な処理を持たないクライアントは、402 を一般的なクライアントエラーとして扱います。
レスポンス例
HTTP/1.1 402 Payment Required
Date: Fri, 06 Nov 2026 10:15:32 GMT
Content-Type: application/json
Content-Length: 90
{"error":{"type":"card_error","code":"card_declined","message":"Your card was declined."}} SEO とリダイレクトチェック
検索エンジンにとって 402 は 4xx エラーなので、その URL はインデックスされません。コンテンツへのアクセスを販売しつつ検索結果にも表示させたい場合は、クローラーに 402 を返さず、ページを 200 で配信して、有料部分を構造化データ(isAccessibleForFree)でマークアップしてください。CDN の機能の中には AI クローラーに意図的に 402 を返すものもありますが、許可している検索エンジンのクローラーには影響しません。
よくある原因と主な用途
- 決済 API が、カードの拒否や請求の失敗を報告している場合。
- API キーのプランでクレジットを使い切ったか、有料の利用枠を超えた場合。
- 未払いのため、ホスティングされているショップやウェブサイトが停止されている場合。
- ペイパークロールやマイクロペイメントの仕組みが、アクセスの前に支払いを求めている場合。